うれしいであい
フランス、イギリス、デンマーク、3カ国での4週間に渡る買い付けを終え帰国しました。
今回もたくさんの素敵な人、モノ、場所との『うれしいであい』がありました。
(フランスでの大きなデモに巻き込まれたり、悪天候のため電車が来ずにタクシーでの長距離移動を強いられたり、ジプシーに囲まれたり、、、。4週間で書ききれないほどの多くの困難にも見舞われましたが、それらを大きく上回るような素敵な出会いです。笑)
買い付けに関してはフェアー、ギャラリー、オークション、蚤の市、または個人のコレクター宅など、様々な場所へ足を運び探しに出かけますが、このアナログな方法での買い付けにはスピードの面での限界を少々感じています。(インスタグラムを始めとするオンラインでスピーディに情報を集め、海外から簡単になんでも購入ができる今、我々のような業者と個人での海外からの買い物に大きな差は無くなっていると感じています。)
しかしそれでも、足を使い経費をかけ買い付けを続けることで大きなメリットがあることも事実です。ディーラーと直接会い、時にはお酒を飲みながら様々な話をして家具と同時に情報を仕入れたり信頼関係を深めたり。。アイテムを実際に目にして触れて、コンディションを確認しながら買い付けができたり。価格交渉面でも顔を合わせ買い付けた方が圧倒的に有利です。幸い弊社には海外のアンティーク家具修復工房での研修経験のある優秀な修復士がいるため、安心して買い付けができます。コンテナを組み多くの家具を一度に輸入できるため、送料面でのメリットも多分です。
何よりも自分自身がとても楽しいのです。多い時では12ヶ月の間に4度買い付けに行きました。一度行けば少なくとも3週間は滞在します。その中で出会った、メールのやり取りのみで買い付けが可能な信頼できる海外ディーラーも増えてはきましたが、『こんなアイテムをこんな所でこんな価格で!』の興奮は一度覚えると病み付きです。
ただ、最近はドがつく田舎に買い付けに行っても、都会のギャラリーと同じような価格で売る業者が増えました。海外のアンティークディーラーも我々と同じように食べていくために必死です。笑
そういえばこんなことを何人かの業者に言われました。『アルミのチューリップチェアの値段が上がっているのは君たち日本人のせいだよ。なぜ日本人はアルミばかり探すの?』そんなこと言われながらも買いましたが。。
『風変わりなアイテムをできる限り安価で提供』
『自身の感性で選ぶモノとお客様が求めるモノとの買い付け比率は5対5』
『できるだけ現地の「今」を日本に持ち帰る』
買い付けの際に心に留める信念です。失敗も沢山あります。売れにくいアイテムもあります。けれども気にかけてお店にいらしてくださるお客様、お問い合わせをくださるお客様がいらっしゃる限り自分自身楽しくて仕方がないこのスタイルは続けようと考えています。
オンラインショップを運営していますが、アップしていない商品が大多数です。できれば実際に商品をご覧いただいた上でお選びいただきたいとも考えています。(鹿児島はとても良いところです!是非観光がてら遊びにいらしてください。)
今回の買い付けアイテムは年明け2月〜3月の到着を予定しております。ミッドセンチュリーアイテムは200点ほどのアイテムが到着いたします。コンテナ到着はインスタグラムでお知らせいたしますのでぜひ遊びにいらしてください。