Armchair 1005 by A.R.P. (Pierre Guariche, Michel Mortier, Joseph-Andre Motte) for Steiner
1955 France

1954年から1957年の間、Pierre Guariche、 Michel Mortier、Joseph-Andre Motteら3人により設立されデザイン活動をしたAtelier de Recherche Plastique。通称A.R.P.によりデザインされたアームチェア1005です。1955年デザイン。メーカーはSteiner。

当時20代後半の若きデザイナーであった同世代の3人はマルセル・ガスコアンの元で出会いました。
A.R.P.での若いデザイナー3人による仕事は当時としては珍しく、現代的なインテリア・家具デザインのコンセプトを示した重要なスタジオとして評価されました。
設立よりわずか3年で解散したA.R.P.ですが、3人の活躍は周知のとおり素晴らしいもの。それぞれルネ・ガブリエル賞、ミラノ トリエンナーレ金賞、フランスの芸術文化勲章受章、万国博覧会への参加、フランス国立学校にて教鞭をとるなど、A.R.P.がスーパートリオであった事をその後の活動で証明しています。

ファブリックに覆われた座面をビーチ材フレームで支えるシンプルなマテリアル構成。
曲木の技術により一体化されたアームとレグがデザインの大きな特徴です。ビーチの明るい色合いと相まってすっきりとした軽やかな印象。バックショットも◎、角度によって美しい様々な表情を見せてくれます。
座面背面ともにスプリングバンドが内包されており、クッション性が高くとても良い掛け心地。
ハイバック気味の背もたれと傾斜した大きな座面はまさに楽な姿勢で休むためのイージーチェア。のんびり読書やたっぷり注がれた日差しの中でのうたた寝・・そんなシーンを思い浮かべるような、是非一度お試しいただきたい座り心地です。

コンディションについて
内部構造確認を含むフルメンテナンス済み。フレームに目立つ傷や汚れは無く良いコンディションです。
ファブリック張替え、内包ウレタン交換済み。染みや汚れ、匂いは無く清潔な状態です。
わずかに起毛したベロア調生地はとても滑らかな肌触り。ベルギーのメーカーファブリックにて張替えました。
座面のクッションは取り外し可能。座面クッション下のスプリングバンドとの干渉を防ぐためにファブリックのシートカバー（ウェグナーGEシリーズチェア座面クッション下のキルティングのアレのような物）を制作しました。これは掛け心地への影響は無く、マジックテープによる取り外しが可能です。

ファブリックの色合いについて、やや光沢がある生地で光の色や種類の影響により色合いに変化があります。
生地のカラーはライトグレーです。画像最後の4枚が自然光の元での色合いとなります。（その他の画像は白熱灯スポットライトの強い光源で照らした画像です。）

座面高は座面先端の高さを表記しています。

弊社オンラインストア掲載商品のほとんどが50年以上前に製造され、実際に使用されていたヴィンテージ家具です。全ての商品を検品後、メンテナンス・クリーニングを施しますが、微細な傷や製造時の構造上使用に問題の無い、あらがある物もございます。

経年による味わいなどヴィンテージ家具のコンディションについては、その定義に個人差があると私共は考えております。コンディションについて商品説明にて表記しておりますが、より細かなコンディションについてご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

メンテナンス・クリーニング代込みの価格です。

綺麗にしてからお届けしたいので、発送までにお時間をいただいております。
ご了承くださいませ。

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