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Guillerme et Chambron / Dining table

ロバート・ギョームとジャック・シャンブロンの2人からなるフランスのデザインユニットによるダイニングテーブルです。
白木に近いオークはとても清潔感のある、美しく明るい色合いです。天板は寄せ木になっており、見る角度から様々な表情を見せます。
脚部のデザインは直線と曲線のコントラストが美しく、ミッドセンチュリー以前のデザインの影響を感じられます。
アール・デコのデザインとミッドセンチュリーのデザインが同居した、まさにギョーム・エ・シャンブロンらしい、真骨頂とも言える作品。
デザイナー自らが立ち上げた会社で家具のデザイン、生産から販売まで手がけた為、一切の妥協のない素晴らしい作り込みの家具です。
天板は中板が2枚入り、maxまで広げると2m35cmまで広がります。
Guillerme et Chambronの家具は日本での流通はほぼありませんが、仏本国やNYのギャラリー等ではそのデザインと丁寧な作りから近年高い人気を誇ります。

Guillerme et Chambronについて
ロバート・ギョームとジャック・シャンブロンの2人からなるデザインユニット。votre maison (あなたの家)という会社を立ち上げ、家具の製作を1948年より開始。

二人の出会いは1940年まで遡ります。戦時中、北ドイツにあるmazuriens湖のほとりにある捕虜収容所にてロバート・ギョームとジャック・シャンブロンが出会いました。

1944年、戦争が終結し2人が解放された後、ギョームはリールに戻り元々の職業であるインテリアコーディネーターへと戻ります。
ギョームは戦前1934年にパリの有名な芸術学校、エコール ブールを卒業し、元々はロジエという地域で一番有名なワークショップにてその卓越した才能を生かし、内部装飾や家具のアーキテクチャ、それらの製作に携わっていました。

一方シャンブロンは戦前ランスのアート学校を卒業した後、パリのRue Nollet(ノレ通り)に自身のスタジオを持ち、画家と室内装飾業者として活動していたので、戦後は自身の職業へと戻りました。

2人は戦後、離れた地に入ってからも互いに密に連絡を取り合い、1948年にシャンブロンは自身の家族とともにリールのギョームのもとへ向かい、ギョームとシャンブロンはともに家具製作を始めました。
他のフレンチミッドセンチュリーデザインに比べると特に木の温もりを感じる、素朴でありながら他に見ないような独特のデザインが特徴です。
オークの無垢材を多用し、votre maisonからダイニングテーブル、チェア、ソファ、キャビネットやサイドボードなど様々な家具を製作、販売しました。
あまり家具のコンクールなどには参加せずに、熱心に家具製作に携わっていました。

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