Helge Sibast
No. 9 Dining Chair
Sibast Møbler
1953, Denmark

デンマークの家具デザイナーHelge Sibast （ヘルゲ・シバスト 1908-1984）によりデザインされたNo.9ダイニングチェアです。
1953年にデザインされた作品。自らの家具メーカー、シバスト社によって製造されました。
Helge Sibastはデザイナーとしても優れた作品を残していますが、Sibast Møbler（シバスト社）は高い技術力をもってアルネ・ヴォッダー等の名作と言われる非常に高品質な家具を製造したことで知られるメーカーです。

こちらのNo.9チェアはNo.7チェア、No.8チェアとともにヘルゲ・シバストが1953年にデザイン、製造した3部作のなかのひとつ。
この3作品はHelge Sibast によるデザインのなかでも象徴的な椅子として、現在でもHelge Sibastの孫らによって復刻生産されています。

今回ご紹介のNo. 9 Chairは1950年代当時のオリジナルヴィンテージ品です。
材種にはチーク、オーク、ビーチが使用されており、この組み合わせはオリジナル品のみで見られる構成です。

逆Y字フレームと浮遊感がある座面の個性的で美しいデザインは少ないパーツ数で快適な掛け心地を生み出すためにとても理に適っており、北欧ならではの美しく洗練された無駄のないデザインです。
わずかに後ろ傾斜した座面に腰掛けると身体を包み込むような形状の背もたれが心地よく身体を支えます。
また、ハーフアーム状の背もたれのおかげで楽な姿勢で腰掛けられるのも特徴。

軽やかなデザインですが見た目ほど軽くなく、程よい重みがあります。
フレームのオーク無垢材はしっかりとした太さがあり、座面を支えるビーチ材はがっちりとした太い台形のパーツがその太さのまま、ホゾとしてフレームに差し込まれています。これらの重みと高い堅牢性がシンプルなパーツ構成でも安定感のある掛け心地を生み出し、高品質で丁寧な物づくりの精神が感じられるつくりです。

美しいデザインと優れた使用感を持つおすすめのダイニングチェア。もちろんデスク等に組むのもおすすめです。

サイズ：W,550 / D,520 / H,740 / SH,440 (mm)
SHは座面先端中央部の高さを表記しています。
座面後端中央部の高さは約410mm。座面の前と後ろで約3cmの高低差があります。

フレームの傷・汚れの除去、構造のチェック・分解と組み直し、着色・塗装を施したフルメンテナンス済み商品です。
座面ファブリック張替え済み。英国Marvic Textilesのヘリンボーン織り生地でとても良いムード。
内部のクッションも新調し、清潔な状態でお使いいただけます。
目立つダメージや接合部のぐらつき等はございません。これからのエイジングをお楽しみいただける良いコンディションです。

座面裏にNo.9のスタンプが残っています。

同等のコンディションで4脚のストックがございます。
表示価格は1脚の価格となります。

販売価格：¥120,000+tax (¥132,000 tax inc.)

弊社オンラインストア掲載商品のほとんどが50年以上前に製造され、実際に使用されていたヴィンテージ家具です。全ての商品を検品後、メンテナンス・クリーニングを施しますが、微細な傷や使用に問題の無い製造当時からの”あら”がある物もございます。
また、素材によっては避けられない経年によるわずかな精度のくるいがある場合がございます。

エイジングによる味わいなどヴィンテージ家具のコンディションについては、その定義に個人差があると私共は考えております。コンディションについて商品説明にて表記しておりますが、より細かなコンディションについてご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

メンテナンス代込みの価格です。

綺麗にしてからお届けしたいので、発送までにお時間をいただいております。
ご了承くださいませ。

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