SOLDの場合があります。
ご了承お願いいたします。
フランスのセラミスト、Jean Derval(ジャン・デルバル 1925-2010)による磁器製のオブジェ。1960年代〜1970年代の作品です。
日本での知名度は低く、知る人ぞ知る。なアーティストのJean Dervalですが、仏本国ではピカソとの共同活動やロジェ・キャプロンとの共作などで広く知られ、フランスミッドセンチュリー期のセラミストとして人気の高い作家です。
自らのアトリエは陶器の町として名高い南仏のヴァロリスに構えていました。ヴァロリスは良質な土が取れることから昔から陶芸の村として盛え、同時期にピカソ、コクトーなどもアトリエを構えていたことで有名です。
陶芸家としての活動を始める以前のDervalは、銀製品で有名なクリストフルのデザイナーや広告用ポスター等のグラフィックデザイナーとして働いており、陶芸作品にもその多彩な芸術性が見て取れます。キュビズムより影響を受けたであろう作風はズームアップや動植物の擬人化など多岐に渡り、アート性が高い作品が特徴です。
また、宗教(キリスト教)に対する熱意から宗教的な主題を持つ作品も多く、古代ギリシャの神話からインスピレーションを受けた作品等、様々な事象から制作活動への影響が見られ、その対象物を再構築したような抽象的な作風が魅力です。
こちらのオブジェは平和の象徴である鳩のようにも、炎の中から蘇るフェニックスのようにも見える、見る人の感性にその印象を委ねるイマジネーションをかき立てられる作品です。
1960年代後半より、それまでの土を使った陶器から磁器へと作品の幅を広げており、そのころに作られた作品となります。
白磁の素焼きのような滑らかでマットな質感が美しく、全体が優雅な曲線により構成されています。曲線により生み出される陰影がとても美しい。小ぶりなサイズは控えめですが凛とした存在感のあるクリーンで美しいオブジェです。
ヒビや欠けは無く、細かなチップもありません。とても良いコンディション。作品の後側にサインがあります。
弊社オンラインストア掲載商品のほとんどが50年以上前に製造され、実際に使用されていたヴィンテージ作品です。全ての商品を検品後、メンテナンス・クリーニングを施しますが、微細な傷や製造時の構造上使用に問題の無い、あらがある物もございます。
経年による味わいなどヴィンテージ家具のコンディションについては、その定義に個人差があると私共は考えております。コンディションについて商品説明にて表記しておりますが、より細かなコンディションについてご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
Jean Derval (1925-2010)
1955:カンヌ国際陶芸アカデミーの大賞受賞
1956:ニューヨークでの展覧会を開催
1958:ブリュッセル国際展示会で金メダル受賞
1960:シカゴでの展覧会を開催
1962:パリの装飾美術館での展覧会を開催
1963:バティマでの展覧会を開催
1963:アルビッソラ(イタリア)の陶芸コンクールで金メダルを受賞
1968:ヴァロリスで開催された全国芸術陶芸コンクールの名誉卒業証書獲得
1979:ハンブルク博物館による「50年代の陶器」展に参加
1984:第9回ヴァロリス国際芸術ビエンナーレの金メダル受賞
1986:ヴァロリスで開催された第10回国際美術陶芸ビエンナーレで、陶芸家連合会の賞を受賞
クリーニング代込みの価格です。
綺麗にしてからお届けしたいので、発送までにお時間をいただいております。
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