Lampe Gras Model N°205

フランスの建築家・デザイナー、ベルナール・アルバン グラ(1886〜1943)によるデザインのテーブルランプ、ランプグラ モデル205です。

ニッケルメッキのモデル。スチールの腐食を防ぐ目的とともにデザイン・見た目の美しさを両立させたモデルです。シェードの材質はアルミです。ランプ グラによるテーブルランプの中でもスタンダードなモデルです。

使いやすいサイズからデスクにはもちろん、サイドボードやカウンターに置いて間接照明としても◎

『形態(デザイン)は機能に従う』・・・アメリカの有名な建築家の言葉ですが、このモデルを含む全てのランプグラに当て嵌まる言葉ではないかと考えます。様々な用途に合わせたモデルをデザイン・製作しその結果生まれた革新的な機能性とデザインを持つランプグラは多くのデザイナー、建築家、アーティスト、また職人たちに愛用されたランプです。

小傷や擦れ、表面に薄いサビがございますがオリジナルコンディションの使いこまれた道具が持つ美しさの範疇です。

スイッチ・可動部コンディション良好。コンセントプラグは日本式を取り付け済み。コードチェック済み。すぐにお使い頂けます。電球はB型（バイオネット式・イギリス球）です。40wまでの電球が使用可能。電球を1つお付けします。

長いアームの長さ,380/短いアームの長さ,200/(mm)

シェード径,145/シェード高さ,200(スイッチ部含)/台座幅,160/台座高さ,65(mm)

ランプ・グラ

1921年にBernard-Albin GRASは、オフィスや産業環境で使用する一連のランプを設計しました。 後にGRASランプと呼ばれたそのランプは、シンプルで堅牢性に富み人間工学的にも優れたデザインでした。 基本、その構造にはネジや溶接継手はありません。 1927年、Ravel社は特許を取得し、GRASランプの生産を開始しました。

Bernard- Albin Grasは20世紀の最も革新的なデザイナーの1人であると評されています。 彼のランプの機能的な美しさは独創的であり、時代をはるかに先行するものでした。

初期のル・コルビュジエは、近代的なデザインと使いやすさを追求した上で、GRASの最も熱心なサポーターとなり、世界中の数多くの建築プロジェクトに採用されました。

Robert Mallet-Stevens、Jacques Emile Ruhlmann、Eileen Grayら建築家やデザイナーなどに愛用され、さらにSonia DelaunayやGeorges Braqueなどの有名アーティストもスタジオでこのランプを使用していました。照明器具における歴史の中ではじめて、一般の住宅用としてだけでなくプロ用のランプとしても同様に普及しました。

初めてデザインされ製造された頃より現在100年に近い年月が経ちますが、その機能性とデザインに古臭さは全くなく、直感的に使用法がわかるシンプルで壊れにくい構造はまさに時代を先取りした、現代においても革新的だと感じる完成されたランプです。

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