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Pierre Chapo / T18 Side Table

T18 Side Table by Pierre Chapo(Meuble Chapo)
1960s France

フランスの家具デザイナー、木工職人であったピエール・シャポー(1927-1987)によりデザイン・制作されたT18サイドテーブルです。

一般的な日本の住宅サイズにおいてはサイドテーブルではなく、ソファやイージーチェアのセンターテーブル、コーヒーテーブルとして十分なサイズです。
どっしりとした存在感に重厚感のあるエルム材フレーム。assemblageと呼ばれる組み木の技法が多用された手作りの温もりと風合い溢れる強いクラフト感。
テーブルトップはスレート(石盤)です。御影石のごま塩模様をちょうど反転させたような、ブラックの中にグレーの模様がわずかに入っており、表面には石の質感が残る細かな凹凸がございます。このスレートの色合いがエルム材フレームとの相性がよく、落ち着いた高級感を感じます。

エルム(楡)の無垢材をふんだんに使用し、直線を生かしたその作風は時に建築ムーブメントでいうBrutalistやBrutalismにカテゴライズされますが、個人的にはその名称から連想する粗野なイメージは全く無く、木のぬくもりが溢れるシンプルで機能的な家具に独自の芸術性をミックスした、日本でいう民芸品に近い雰囲気を感じます。
(実際にはブルータリズムは建築分野において1950〜1970年代当時の人が理想する生活の実現を目指し、革新的な素材使いに基づく複雑で精巧なモダニズム建築デザインの流派であったとされおり、現在の建築にも影響を与え続けています。)
また、Pierre Chapoはシャルロット・ペリアンによるレザルク スキーリゾートでのデザイン活動に影響を受けたと言われており、牧歌的とも言える素朴で木の素材感を生かしたデザインの共通点がうかがえます。

こちらのテーブルのデザイン、制作は1960年代。
Pierre Chapoは1967年頃、南仏アヴィニョン近くゴルドと呼ばれる地域にパリより移り住み家具のデザイン・制作活動を開始しており、その年代に作られたテーブルです。
また、今回ご紹介のテーブルはゴルドに近い南仏の街で買い付けており、作られた土地から大きな移動をしていない点もコンディションの良さに一役買っているかと存じます。

先に記したassemblageと呼ばれる組み木の技法は特に目を惹きつける大きなデザインポイント。俯瞰ではシンプルなデザインですが、細かなディテールに見どころの多いテーブルです。

コンディションについて、フレームの杢目に沿い浅い浮きがございます(最後の画像)割れや裂けなどの深い傷ではございません。細かなスレやキズがございますが目立つダメージは無くグッドコンディション。フレームにぐらつきなどはございません。



弊社オンラインストア掲載商品のほとんどが50年以上前に製造され、実際に使用されていたヴィンテージ家具です。全ての商品を検品後、メンテナンス・クリーニングを施しますが、微細な傷や製造時の構造上使用に問題の無い、あらがある物もございます。

経年による味わいなどヴィンテージ家具のコンディションについては、その定義に個人差があると私共は考えております。コンディションについて商品説明にて明記しておりますが、より細かなコンディションについてご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

メンテナンス・クリーニング代込みの価格です。

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