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Pierre Paulin / Model CM196 Chair (B)

Model CM196 Chair by Pierre Paulin for Thonet
1958 France

フランスのミッドセンチュリーデザイナー、ピエール・ポラン(1927-2009)によるデザインのチェア、CM196です。1958年デザイン、製造元はThonet。

デザインは直線を主体としたシンプルなもの。
1950年代のポランの初期作品に見られる直線を生かした機能的でミニマルなデザインが特徴です。合理的で無駄がなく、しかしディテールとフォルムにこだわったデザインは美しく、他の国やデザイナー作品との相性も良さそう。

座面、背面ともにシンセティックレザー張り。製造当時のオリジナルです。ブラックの生地に入ったステッチがシンプルなデザインの中で良いアクセントに。フレームと背面の接合部は少し浮かせて接ぐピエール・ポラン独特の意匠。ポランのCMシリーズのチェアでよく見られる、バックショットの格好よさに一役買うデザインです。

フレーム、レグはスチール。全てのパーツをブラックで統一したデザインはミニマルな空間から賑やかな空間まであらゆるシーンに溶け込む汎用性を持った椅子です。

座面・背面ともに腰掛けるとやや沈みます。内部ウレタンの弾力があり、張り変えずに十分使用可能なコンディションです。

コンディションについて、背面に擦れ傷、生地の破れがございます。座面に擦れがございます。レグに細かなスレ、ペイントの剥げがありますが、サビなどの大きなダメージはございません。

 

弊社オンラインストア掲載商品のほとんどが50年以上前に製造され、実際に使用されていたヴィンテージ家具です。全ての商品を検品後、メンテナンス・クリーニングを施しますが、微細な傷や製造時の構造上使用に問題の無い、あらがある物もございます。

経年による味わいなどヴィンテージ家具のコンディションについては、その定義に個人差があると私共は考えております。コンディションについて商品説明にて明記しておりますが、より細かなコンディションについてご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

1927年、パリで生まれたピエール・ポランは彫刻家に憧れその道を志します。しかし不慮の事故によって怪我を負い、彫刻家への道を断念せざるを得なくなりましたが
パリのアートスクールにて家具のデザインを学び、そのデザイナーとしての才能を開花させます。
1950年代は直線的でミニマルなデザインの作品を、1960年代に入ってからは曲線を生かした独創的で優美な作品を手がけています。
日本とのゆかりも深く、大阪万博のフランス館に作品が展示されたり、パリの日航ホテルにて彼の作品が使われるなどしています。
近年、彼の残したデザインは高く評価されており、復刻品が作られているのはもちろん、Louis Vuittonが彼のデザインした未発表作品を制作発表したり、
Chanelのエキシビションホールにて彼の作品を集めた展覧会を開催するなど、ファッション業界におけるグランメゾンからも注目されています。
彼の代表作はパリのポンピドゥセンターからニューヨークのMoMAなど、世界中の美術館コレクションに加えられています。

 

メンテナンス・クリーニング代込みの価格です。

綺麗にしてからお届けしたいので、発送までにお時間をいただいております。
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