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Rene Gabriel / Dining chair

フランスのミッドセンチュリーデザイナー、ルネ・ガブリエル(1890-1950)によるデザインの
ダイニングチェアーです。
わずかにカーブした背もたれと脚以外はほぼ直線で構成されたデザインは潔さと素朴さの同居した、ミニマルなデザイン。素朴ですが脚先に向かい細くなるレッグラインは美しいものです。全体のシンプルなフォルムと素材感、色合いから厳格さも感じられます。

フレームは使い込むと良い味わいが増しそうなやや濃い色合いのオーク材。堅牢性の高い作りと素材で程よい重みがあり、安心してお使いいただけます。
座面のクッションは交換済み。ファブリックも新しいものに張り替えました。

ルネ・ガブリエルは家具デザイナーとしてのキャリアを1920年代にはスタートしています。そのため、フランスのミッドセンチュリー家具の源流を作った人物とも評されます。

 

フランスで1890年に生まれたルネ・ガブリエルは、パリのモダニズム運動をリードする人物の一人でした。
1923年から1950年にかけて、数多くのプロダクトデザインを発表。
ルネガブリエルのデザインは、人々が新しい時代に生きるための革新的なビジョンを提示した
と言われています。
彼は家具以外にも壁紙、織物、絨毯、陶磁器などをデザインしました。 1920年にはパリのrue de SolferinoにAu Sansonnetという小さな壁紙店を、1934年にはパリの西にある都市NeuillyにAteliers d’Artをオープン。
1940年代にはパリの装飾芸術家協会メンバーであり協会長を務め、Ecole Nationale Superieure(フランス社会における独自の高等職業教育機関。大学の様な教養としての学問や教育ではなく、社会発展に直接寄与する「高度専門職業人の養成」を理念とした学問の普及と教育を行っている)で教鞭をとり、若手デザイナーのためにRene Gabriel賞を設立しました。
彼の業績は、フランス装飾芸術の歴史において変換期と言われる特別な時期に
重要な役割を果たしたと言われています。

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