shopping

Rene-Jean Caillette / Diamond chair

フランスのインテリア・家具デザイナー、René-Jean Caillette(ルネ・ジャン・カイエット 1919–2005)によるデザインのダイニングチェア、ダイヤモンドチェアです。

René-Jean Cailletteがデザインした椅子の中でも代表作と言われる作品。Steiner社より発表。
複雑に曲げられた約8mm厚の一枚のプライウッドは、その名の通りダイヤモンドカットの様な多面体を思わせるデザイン。
この曲げが身体(特に背中)にフィットし、プライウッドのしなりも手伝って見た目よりも柔らかな掛け心地です。
木と金属を結び合わせたミッドセンチュリー期の革新的な素材の組み合わせと機能性を伴うデザインは、一脚の椅子の中に素材、デザインに対する彼の哲学がギュっと濃縮されたような、木工家具職人の息子として生まれたRené-Jean Cailletteの真骨頂とも言える作品です。

突き板材はチーク材。厚みのあるプライウッドはしなりの弾力が強く丈夫です。
細かな傷、塗装ムラのある箇所がございます。ヒビ、割れ等の使用に支障をきたすダメージは無く、ぐらつきなどもございません。ヴィンテージチェアとして日常生活の中で安心してご使用いただけるコンディションです。

弊社オンラインストア掲載商品のほとんどが50年以上前に製造され、実際に使用されていたヴィンテージ家具です。全ての商品を検品後、メンテナンス・クリーニングを施しますが、微細な傷や製造時の構造上使用に問題の無い、あらがある物もございます。

経年による味わいなどヴィンテージ家具のコンディションについては、その定義に個人差があると私共は考えております。コンディションについて商品説明にて明記しておりますが、より細かなコンディションについてご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

ルネ・ジャン・カイエット

フランスの装飾芸術家、デザイナー。
1919年家具職人の息子として生まれました。父と共にシンプルで機能的な家具のデザインをしていましたが、第二次大戦後、より複雑で実験的な家具のデザイン、製作を開始。
エレガントで現代的なデザインを得意とし、彼がデザインする家具の素材についてはプライウッド、アルミニウム、スチールなど新しいものをどんどん取り入れました。

第二次世界大戦後、戦後復興期の人々の生活に寄り添う家具として安価で大量生産可能な家具の製作が必要だと考え、マルセル・ガスコアンとともに家具の価格標準化を実現するためにシリーズ家具のクリエーター協会、l’Association des Créateurs de Mobilier de Série (ACMS)を設立しました。
1940年代後半にはシャルロット・ペリアンやジャン・プルーヴェ、ピエール・ガリッシュ、ジョセフ・アンドレ・モットなどフランスのミッドセンチュリーを代表するデザイナーらと共に新しい素材、技法、デザインで作られた家具の展示会に参加。

1950年に、『GroupⅣ』と呼ばれるデザイン集団にAlain Richard, Genevieve Dangles,Joseph-André Motte,らと共に参加。大手家具メーカーの元に集い、大量生産の手頃でシンプルな家具のデザイン、試作を行いました。
1952年、フランスのミッドセンチュリーデザイナーにとって名誉ある賞、ルネ・ガブリエル賞を受賞。
1962年にはイタリアのミラノで開催される美術展覧会、トリエンナーレで銀メダルを受賞。

カイエットは自身のデザイン活動にとてもストイックに打ち込むことで知られていました。
革新的な素材使いの家具を多くデザインしましたが、木に対する愛情はとても深く、『私は家具職人の息子だ。父の工房の木屑の匂いは今でも覚えているよ。』と日頃から話していました。
彼の代表的なデザインとして、Steinerより発売された、ダイアモンドチェアが挙げられます。

 

こちらの商品はカートでの販売は行っておりません。価格等詳細についてはお問い合わせフォームよりお問い合わせくださいませ。

 

メンテナンス・クリーニング代込みの価格です。

綺麗にしてからお届けしたいので、発送までにお時間をいただいております。
ご了承くださいませ。

こちらの商品は、ヤマト運輸 らくらく家財宅急便 Bランクでのお届けです。
配送料金は全国どちらにお送りしても、実際にかかる配送料から一律50%割引になります。
ご質問等ございましたらお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせくださいませ。

なお、お支払い方法に関しましてクレジットカード決済以外に銀行振込などもご利用いただけます。詳しくはお問い合わせフォームよりお問い合わせくださいませ。